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島根大学教育臨床総合研究 14 巻
2015-03 発行
「指導と評価の一体化」を図る授業の構想と中学校理科における実際
本文ファイル
b009014011.pdf
( 1.93 MB )
内容記述
本報告では,観点別評価と総括的に捉える評定である「目標に準拠した評価」が以前の学習指導要領から今次学習指導要領にも受け継がれた点を指摘し,今次学習指導要領下においても「指導と評価の一体化」した授業の取り組みが必要不可欠なことを論じた。次いで,IMの持つメタ認知的活動の可能性を活用し,IMを活用した「指導と評価の一体化」を図る授業の構成理念とその方法も論じた。島根県松江市と北海道釧路市の中学校において,教科「理科」の同一単元でIMを活用した「指導と評価の一体化」を図った授業実践の比較からは,授業を行う教師個々の授業観や指導観,単元観,教材観などの違いによって異なるIMを活用した「指導と評価の一体化」を図る授業が行われたことが分かった。このことからは,同じ理論に依拠しながらも,多様な内容と方法に基づいた授業の可能性が明らかになったといえる。
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