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島根大学教育臨床総合研究 24 巻
2025-10 発行
問題解決過程にみる「もとにするもの」を見いだす Partitioning の様相に関する一考察:小学校第3学年「2m問題」の事例分析をもとに
A Study on Aspects of Partitioning in Problem Solving Processes: Based on a Case Analysis of the “2m Problem” in the 3rd Grade of lementary School
升谷 有里
本文ファイル
教育臨床総合研究_24_p099-113.pdf
( 1 MB )
内容記述
本稿の研究課題は,Lamon の提案するPartitioning を理論的視座とすることから,2m 問題の問題解決過程にみるPartitioning の種類を抽出するとともに,その際のUnitizing の様相を特定すること,また,問題解決に至るPartitioning の変容の要因を特徴づけることである.そこで,小学校第3 学年を対象に,2m 問題を主たる問題として扱う実験授業を計画,実施した.分析の結果,2m 問題の問題解決過程にみる30 種のPartitioning とそれに基づくUnitizing の様相を特定するとともに,そこには5 つの類型があることを指摘した.また,問題解決に至るうえでの重要点として,他者が示す類型5 のPartitioning と接することや,下位単位としての1/4m を見いだすPartitioning と,それを単位として定めるUnitizing がなされることの2 点を指摘した.
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