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島根大学教育臨床総合研究

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島根大学教育臨床総合研究 23 巻
2024-10 発行

分数学習における「もとにするもの」の認識に関する調査研究:小学校第4学年での認識に焦点をあてて

Survey on the Recognition of‘ Base Units’ in Fraction Learning : Focus on Recognition in 4th Grade Elementary School
山田 明日可
本文ファイル
分数学習における「もとにするもの」の認識に関する調査研究:小学校第4学年での認識に焦点をあてて ( 2.42 MB )
内容記述
 本研究の目的は,分数学習で「もとにするもの」を見出したり変化させたりするうえでの,学習指導上の重要点や教師の役割について指摘することである.そこで,第4学年の分数単元の導入時の学習に焦点をあてた調査を計画,実施した.調査結果の分析から,(1) 考えるもとになる教材及び「もと」に関する発問の重要性,(2) 異なる見方との接触や操作を伴う機会の担保,(3) 具体的な文脈の付与と他者による説明の保障の三点を,学習指導の重要点及び教師の役割として指摘した.
Doi
https://doi.org/10.24568/55334