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島根大学教育臨床総合研究 15 巻
2016-08-30 発行
島根大学教育学部附属中学校における放射線教育の取組
The Radiation Education in Junior High School Attached to Shimane University
本文ファイル
b009015011.pdf
( 867 KB )
内容記述
原子力発電所におけるトラブルが発生した際に状況を判断し, 科学的な根拠に基づいて防護するための行動を挙げることができるようになることを目標に, 島根大学教育学部附属中学校で放射線教育を全5時間実施した。授業実践の前後に行ったアンケート調査の比較から, 実施した全5時間の授業により, 「α線」「β線」「γ線」といった放射線の種類を除き, 多くの生徒が「内部被曝」や「外部被曝」, 「放射線の性質」に関する適切な知識の獲得を図っていることがわかった。さらに, 学習を通して生徒が記述した放射線の利用と影響についての例示数が増えたことがわかった。また, 原子力発電所におけるトラブル発生を想定し, 「放射線」や「放射性物質」から防護するための行動を考える学習の授業記録からは, 依然として「放射線」と「放射性物質」の区別がついていない生徒がいることがわかった。
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