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島根大学教育学部紀要 49 巻
2015-12-22 発行
特別支援学校在籍の重度・重複障害児のコミュニケーション活動における係わり手と介助者の行動
Behaviors of both kakawarite and kaijosha in Communicative Situations at Special needs Schools for Children/Students with Severe and Multiple Disabilities
本文ファイル
b0130049002.pdf
( 1.7 MB )
内容記述
本研究の目的は以下の2点である。①重度・重複障害児が在籍する特別支援学校で行われているコミュニケーション行動における,係わり手と介助者の行動状況を明らかにする,②特別支援学校教員が係わり手と介助者の行動をどのような観点で評価するか明らかにする。これらの目的のために,①特別支援学校におけるコミュニケーション場面の観察,②観察結果を基にしたアンケートの作成,③特別支援学校教員に対するアンケート調査を実施した。観察の結果,係わり手と子どものやりとりに介助者が効果的に介在しコミュニケーションが深まる場合と,係わり手と子どものやりとりが成立せず,係わり手と介助者がやりとりする状況が確認された。アンケート項目に回答した特別支援学校教員は,子どもと係わり手がやりとりを深める状況を好ましいと評価し,子どものコミュニケーションが活性化しないやりとりを好ましくないと評価した。この評価をコミュニケーション場面に反映し,好ましいやりとりが行われるように対応策を検討する必要があろう。
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https://doi.org/10.24568/34776
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PP. 37 - 49