Bulletin of Shimane University Faculty of Medicine

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Bulletin of Shimane University Faculty of Medicine 42
2020-03 発行

業務量調査からみたI CUにおけるPNS (R) の運用状況の現状と課題

The Current Status and Issues of PNS (R) in ICU Based on the Quantity of Duties Investigation
KOYAMA, Tomomi Department of Nursing, Shimane University Hospital
ARAKI, Ai Department of Nursing, Shimane University Hospital
TANIZAKI, Akiko Department of Nursing, Shimane University Hospital
KASUGA, Shiho Department of Nursing, Shimane University Hospital
SATO, Tatsuya Department of Nursing, Shimane University Hospital
Fukuma, Miki Department of Fundamental Nursing, Shimane University Faculty of Medicine
KANETSUKI, Kiyomi Department of Nursing, Shimane University Hospital
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本研究の目的は、PNS (R) 導入に伴う看護師の業務量の実態を明らかにし、課題を検討することである。ICUに所属する看護師40名を対象に、2週間の調査期間中の看護師の始業から終業までの業務内容および一連の看護行為に要した時間とソロとペアの看護行為時間を調査した。その結果、ソロ時間では看護記録、測定・観察、薬剤の管理、ペア時間では、身体の清潔、NS間の報告・申し送り、ME機器管理が多かった。ソロとペア別にみた看護行為時間では、ソロでの看護行為時間が有意に長かった。計画修正とペアでの看護行為時間には、正の相関関係がみられた。カンファレンスへの参加の有無では、参加した群がペアで実施する看護行為時間が長かった。A病院ICUでは、ソロで行っている看護行為時間が長い現状があり、ペアで計画修正を行うことやカンファレンスの時間を活用することで、ペアでの看護行為が遂行でき、より安全で確実な看護が提供できることが示唆された。
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島根大学医学部