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島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学 10 巻
1976-12-25 発行
「吾輩は猫である」試論
A Study of Wagahai wa neko de aru by Soseki Natsume
上田 正行
本文ファイル
b002001000k010.pdf
( 2.58 MB )
内容記述
この度、漱石の『吾輩は猫である』(以後『猫』と省略)を読み返してみて、新たに気づいた点を試論の形で述べてみたい。
漱石文学には、いわゆる原点と言われるものがいくつか有り、『猫』に於いてもそれが指摘される。『猫』が処女作であってみればそれも当然の事であり、『猫』は言わば漱石文学の原点と言うべきものであり、ここから漱石文学の核となるものをいくっか拾いあげてみて『猫』の世界、ひいては漱石文学の世界の解明に追りたい。
漱石文学には、いわゆる原点と言われるものがいくつか有り、『猫』に於いてもそれが指摘される。『猫』が処女作であってみればそれも当然の事であり、『猫』は言わば漱石文学の原点と言うべきものであり、ここから漱石文学の核となるものをいくっか拾いあげてみて『猫』の世界、ひいては漱石文学の世界の解明に追りたい。
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