島根大学教育学部
島根大学教育学部紀要

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島根大学教育学部紀要 Volume 59
published_at 2026-01-30

基本形態を用いた漢字パズルの制作 : 美術館のための造形ワークショップ開発IV

Creation of Kanji Puzzles Using Basic Shapes: Development of Art Workshops for Museums IV
UENO Saori
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島根大学教育学部紀要_59_p83-94.pdf ( 3.62 MB )
Descriptions
 本研究は、島根県立美術館と島根大学教育学部美術科教育専攻との連携による造形ワークショップ「文字デザインに挑戦!~〇△□で漢字パズルをつくろう~」の開発・実践を対象とし、文字を造形的対象として再解釈する活動の教育的効果を示すとともに、美術館教育におけるワークショップ開発の知見を明らかにした。本実践は、文字を直線・曲線・止め・跳ねなどの要素に分解し、〇△□の基本形態に置き換え、再構成するという三段階の活動で構成した。成果物は三層の透明なアクリルパネル上に色紙片を貼り合わせた「漢字パズル」を制作するものである。開発及び実践の過程で、発達段階への配慮や適切な教材の作成と検討、成果物の位置づけ、支援方法といった課題を確認し、一定の解決を得るに至った。一方で、対象者の多様性への対応、学習効果の可視化、学校教育との接続、持続可能な運営体制といった、美術館ワークショップ全般に共通する課題が明らかとなった。
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