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島根大学教育学部紀要 58 巻
2025-01-31 発行
「真正の学び/学力」論にもとづく真正の学習に求められる視点の検討
An Examination of the Perspectives Required for Authentic Learning Based on "Authentic Achievement"
長﨑 耕作
本文ファイル
島根大学教育学部紀要_58_011-020.pdf
( 1.77 MB )
内容記述
フレッド・M・ニューマンは,「真正の学び/学力(Authentic Achievement)」論にもとづき,「真正の学び/学力」を生成するために必要な3 つの基盤を「知識の構築」「鍛錬された探究」「学校外での価値」と位置づけた。ニューマンによれば,これら3 つの基盤は統合された概念と捉えられるべきであるとされる。しかし,ニューマンは,これらの基盤にもとづいて「真正の学び/学力」を生成するための学習課題を評価する際,それぞれ単一の基盤を用い,統合的に扱ってはいなかった。そこで,本研究は,ニューマンの提案した学習課題を再検討することで3 つの基盤が統合された視点を見出すことを目的とする。合わせて,それらが他の真正な実践として示される実践例にどの程度応用可能性があるのかも検討した。その結果,「文脈・役割の設定」「説明」「再考」という3 つの視点が導出され,それらは他の真正な実践として示される実践例にも応用可能であることが明らかとなった。
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https://doi.org/10.24568/55456
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