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島根大学教育学部紀要 55 巻
2022-02-17 発行
「二重 -ing制約」について
The Doubl-ing Constraint
本文ファイル
「二重 -ing制約」について
( 1.38 MB )
内容記述
起動動詞の進行形にVingが後続することを許さない要因の一つは, Vingの継続性・反復性である。to Vは出来事の開始点に焦点を当てるため, 起動動詞と共起しやすい。一方で継続, すなわち開始点や終結点への近接や反復の意味を持つVingは「開始」「終結」を表す起動動詞と共起しにくい。
さらに,「二重 -ing 制約」の可否は起動動詞の進行形や後続するVing が表す時間の逆行にあるわけではない。また,起動動詞の進行形と後続するVingの意味解釈の点からも, それらの連続が容認されないと考えられる。このような複合的要因によって起動動詞の進行形に後続するVingの生起が決定されることを主張する。
さらに,「二重 -ing 制約」の可否は起動動詞の進行形や後続するVing が表す時間の逆行にあるわけではない。また,起動動詞の進行形と後続するVingの意味解釈の点からも, それらの連続が容認されないと考えられる。このような複合的要因によって起動動詞の進行形に後続するVingの生起が決定されることを主張する。
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https://doi.org/10.24568/54273
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