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島根大学教育学部紀要 48 巻
2014-12-25 発行
美術教育学の制度的基盤の成立過程 : 鳥取大学における人的制度と配置
A historical research on establishment of the staff of art education in the college : the case of the faculty of education of Tottori University
本文ファイル
b0130048003.pdf
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内容記述
鳥取大学における美術教育学の制度的基盤の成立過程(人的制度の成立と人的配置)を次のように明らかにした。
1. 鳥取師範学校から鳥取大学学芸学部への移行:図画工作担当教官はほぼ大学に移行したが,美術科教育を専門とする教官はいなかった。しかし美術科教育関係授業を担当する教官は明確にいた。ただ制度的に美術教育の専門性は未だ保証されておらず,「美術教育学」も認識されていなかった。2. 学科目の設置と具体的人員の配置:昭和48年4月より美術科教育の学科目に人員が置かれ実質化し,制度的に美術科教育の専門性が保証された。3. 教科教育専攻大学院の設置と展開:美術科教育を専門とする二教官が揃い,平成8年4月に大学院教育学研究科美術教育専修が設置された。
これにより,鳥取大学における美術教育学の制度的基盤が成立した。
1. 鳥取師範学校から鳥取大学学芸学部への移行:図画工作担当教官はほぼ大学に移行したが,美術科教育を専門とする教官はいなかった。しかし美術科教育関係授業を担当する教官は明確にいた。ただ制度的に美術教育の専門性は未だ保証されておらず,「美術教育学」も認識されていなかった。2. 学科目の設置と具体的人員の配置:昭和48年4月より美術科教育の学科目に人員が置かれ実質化し,制度的に美術科教育の専門性が保証された。3. 教科教育専攻大学院の設置と展開:美術科教育を専門とする二教官が揃い,平成8年4月に大学院教育学研究科美術教育専修が設置された。
これにより,鳥取大学における美術教育学の制度的基盤が成立した。
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