島根大学教育学部
島根大学教育学部紀要

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島根大学教育学部紀要 Volume 45別冊
published_at 2012-02-27

「教科内容構成研究」授業の現状と課題

Current Situations and Issues of“Study on Teaching Contents”
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b0130045B002.pdf ( 800 KB )
Descriptions
① 「教科内容構成研究」授業では, 教育実践を視野に入れた授業をしている教員が多い。また, その内容は多様であり, 各自がそれぞれにこの授業の趣旨を解釈・工夫して授業をしている。
② 実践的内容を持つ授業により, 現場での授業に有効であり, 効果をあげているという肯定的意見が多い。
③ 自分の専門授業と「教科内容構成研究」授業の関係はあると考えている教員が多いが, その内容については様々である。
④ 多くの教科専門教員が教科教育教員との連携は難しいと感じ, 実際にもほとんど行われていない。
⑤ 今後の課題として, 「教科内容構成研究」の類型化と共通の理念の構築, カリキュラム上の位置づけの検討, 教育実習との関連付けの検討, 教科教育教員と教科専門教員との組織的・定期的な話し合い, があげられる。
Doi
https://doi.org/10.24568/7605