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島根大学教育学部紀要 44 巻
2010-12-24 発行
中学生の達成目標における相互独立性・相互協調性の影響とストレス過程
Influence of Independent/Interdependent Self-construal on Achievement Goals of Junior High School Students and Stress Processes.
戸渡 結美子
本文ファイル
b0130044010.pdf
( 1.21 MB )
内容記述
中学生の達成目標を規定する要因を明らかにするため,文化的自己観(相互独立性と相互協調性)を取り上げて検討したところ,相互独立性は熟達目標を促進するのに対して,相互協調性は他者の承認を求める遂行目標を促進していた。文化的自己観を達成目標の規定要因として新たに確認した。また達成目標がストレス過程に及ぼす影響について調べた結果,熟達目標はストレスの認知的評価やポジティブコーピングを促進することが明らかになった。文化的自己観もストレス過程には強い影響を与えており,相互協調性はネガティブコーピングやストレス反応,疎外感を強めていた。相互独立性は統制可能性を強め,ストレス反応や疎外感を抑制していた。
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https://doi.org/10.24568/7157
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