C系・G系の授業における体験学習を通した学生の問題意識や行動等の変化について、提供されるプログラムから何を学び、自分の目標にどのように取り組んでいったか等を評価することは容易ではない。しかしながら、授業を通した学生の体験レベルの変化は、自己認識レベルや行動レベルでの変化に拡張する、あるいは、関連があると期待される。そこで、「各学生の体験の受け止め方には質的な変化がある」と仮定した上で、r体験学習を通した自分自身の問題意識や行動の変化について、学生それぞれが主観的にどのように捉えているか」を図るためのアンケートを採り、「M−GTA」の分析方法に従い、その結果を一連の変化プロセスとして纏めた。