発達性協調運動障害(DCD) は、幼児期のうちからその困難さに対して支援やサポートを行なっていく必要がある。しかし、年齢によって運動能力の差が顕著に現れる幼児期においては、その困難さが障害によるものなのか、発達段階の過程によるものなのか明確に診断することは難しい。そこで、感覚統合療法とムーブメント教育の理論を用いて、通常の保育現場でも簡単に取り入れられる運動発達を促進することが遊びを検討した。年齢に合わせて、「トンネルくぐり」「新聞遊び」(3歳児)、「ピッタンコゲーム」(4歳児)、「ころがしドッジ」「パズル遊び」(5歳児) を考案した。