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島根大学教育学部紀要 Volume 45
published_at 2011-12-28
大学生における自分探し : 自己理解の高低および学年差からの検討
Self-seeking for Undergraduates : An Investigation in relation to Self-Understanding and Grade Difference
Ohta Yosuke
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b0130045008.pdf
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Descriptions
本研究では、大学生における自分探しの意識について、自己理解の高低および学年差から検討を行なうことを目的に、大学生347名に対して質問紙調査を実施した。基礎資料の収集を行なうため、自己理解得点の高低と、自分探しを構成する自己違和感得点の高低および自己開拓意識得点の高低を、学年別にクロス集計表にまとめた。また自己違和感、自己開拓意識および自己理解の得点について、2年生と4年生を比較し学年差を検討した。その結果、次のことが示された。第一に、自己理解の高い者は自己開拓意識も高く、その関係は4年生において顕著であった。第二に、自己違和感および自己開拓意識に学年差は見られず、自己理解にのみ4年生が高いという傾向が見られた。2年生においては、自己理解が低く自己開拓意識は高いと分類される者が多いことが特徴的であった。また今回関連の見られなかった自己違和感と自己理解については、自己理解の方法的側面から検討することの必要性が考えられた。
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https://doi.org/10.24568/7598
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