学校教育実践研究

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学校教育実践研究 4
2021-03-30 発行

使用済み核燃料の存在とその処分に着目した中学校理科授業の実践

Practice of a Junior High School Science Class Focusing on the Existence of Spent Nuclear Fuel and its Disposal
野﨑 朝之
大山 朋江
園山 裕之
岡田 昭彦
前島 美佐江
高橋 里美
ファイル
内容記述(抄録等)
島根原子力発電所の稼働に伴って産出される使用済み核燃料の存在を意識させる導入の工夫を行なった上で、放射線教育と使用済み核燃料の処分を考えさせる理科学習を、島根大学教育学部附属義務教育学校後期課程第9学年を対象に行った。使用済み核燃料の処分に関する班での話し合いとその処分に関する生徒の判断について検討を加えた。使用済み核燃料は、主に地中に埋めて処分する、または宇宙に処分する、という話し合いが各班で行われた。処分方法に関する最終的な生徒の判断は、34人中19人が「地中に埋める」であった。「地中に埋める」という判断を行った生徒のうち17人は、「遮へい」や「コンクリートで固める」という放射線教育で得た科学的な根拠を使用して判断した。
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