アクセス数 : 0 件
ダウンロード数 : 0 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.24568/55514
島根大学医学部紀要 47 巻
2025-03 発行
老年看護学実習Ⅰにおける看護技術の経験状況
Status of Experience With Nursing Skills in Gerontological Nursing Practice I
本文ファイル
医学部紀要_47_p69-73.pdf
( 856 KB )
内容記述
本研究の目的は、A大学で活用している看護技術経験録を基に、老年看護学実習Ⅰにおける看護技術の経験状況を明らかにすることである。 2023 年度に老年看護学実習Ⅰを履修した看護学生を対象として、56 部の経験録を回収し分析を行った。フィジカルアセスメントスクリーニングは、呼吸器系、腹部・消化器系、循環器系の実施率が高く、車いすによる移動の援助、入浴・シャワー浴の援助、全身清拭、陰部ケア(洗浄)の実施率が高かった。経験回数・経験学生数共に病棟別有意差があったのは、実施が2項目、見学は7項目のみであった。高齢者の全身状態を確認する上で、主要なフィジカルアセスメント力を身に着ける機会や基本的な日常生活援助の実施機会を得ていた学生が多かった。また、どの病棟で実習を行っても学生には概ね公平な実施機会が担保されていることが明らかになった。学生が看護技術を適切に学び実施できるように引き続き病棟指導者と協働していく。
About This Article
Doi
https://doi.org/10.24568/55514
権利情報
島根大学医学部
Pages
Other Article