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島根大学医学部紀要 47 巻
2025-03 発行
血液透析維持期にある患者の自己管理行動と導入期の患者の学習状況に影響を与える要因
Factors Influencing Self-Management Behaviors and Induction Learning in Patients on Hemodialysis Maintenance
本文ファイル
医学部紀要_47_p47-52.pdf
( 874 KB )
内容記述
本研究の目的は、血液透析維持期にある患者を対象とし、導入期の学習状況と維持期の自己管理行動に影響を与える要因を明らかにすることである。血液透析導入後1年以上3年未満の患者を対象とし、個人属性、導入期における理解度および行動化、維持期における自己管理行動について質問紙調査を行った。有効回答336 部を分析した結果、導入期における患者の理解度および行動化に関わる要因は、「体重管理の自己評価」、「自分の理解に合わせて説明してくれた」等であった。維持期における自己管理行動に関わる要因は、「年齢」、「原因疾患」、「職業の有無」、「体重管理の自己評価」、「十分に納得するまで教育をしてくれた」等であった。導入期における患者の理解度と行動化は、維持期における自己管理行動と正の相関があった。医療従事者は、導入期教育において患者の理解度や背景に合わせ、患者が納得できるよう関わることの重要性が示された。
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Doi
https://doi.org/10.24568/55511
権利情報
島根大学医学部
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