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島根大学医学部紀要 47 巻
2025-03 発行
ブラジル人の慢性疾患に対するヘルスリテラシーの概念分析
A Concept Analysis of Brazilians Health Literacy for Chronic Disease
本文ファイル
医学部紀要_47_p37-46.pdf
( 1.9 MB )
内容記述
在留就労ブラジル人は肥満に関連する疾患の罹患率が高く、その疾病予防の対策を検討するため、ブラジル人の慢性疾患に対するヘルスリテラシーの概念を明らかにし、発症予防のセルフケアの示唆を得ることを目的とした。Rodgersの概念分析の方法に基づき、2011 年以降に公表された英文文献25 件を分析対象とした。分析の結果、【有効な健康情報を収集し理解し活用】【健康行動を理解し納得して実施する】【ヘルスケアシステムを使いこなす】【周囲の支援サービスを理解し活用する】の4つの属性、3つの先行要件、3つの帰結。ブラジル人の慢性疾患に対するヘルスリテラシーの概念は、民族性と識字率に影響受け、健康行動を理解し納得して実施するために有効な健康情報を収集、活用し、周囲の支援を受けヘルスケアシステムを使いこなすと定義した。概念の活用は、ブラジルの経済格差による教育水準の違いを考慮して行う必要があることが示唆された。
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Doi
https://doi.org/10.24568/55510
権利情報
島根大学医学部
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