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島根大学法文学部紀要文学科編 Volume 7 Issue 2
published_at 1984-12-25
ヘルダー以前の言語論 : ロックの言語論を中心に
Origine of Linguistic Theory before Herder : Centering on Locke's Theory
Nakamura Yoshihisa
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a003000702h001.pdf
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ヘルダーの『言語起源論』は感覚主義と合理主義の両思想を折衷した新しい言語観に立つ起源論と見なすのが一般的である。本稿は、ヘルダーの起源論の要点を挙げ,そこに見られる言語観がロックの言語論と基本的には同じであることを示す。ロックの言語論を提示するなかで,ロックの経験論,あるいはこれに影響を受けた<感覚主義>対<デカルトの合理論>が少なくとも言語思想に関しては,図式的対照を成さないということが示され,その結果,ヘルダーの言語観が必ずしも感覚主義と合理主義の折衷ではないということになる。
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