現在,多くの大学で,入学生のために初年次教育が行われ,その内容は,大学生活への適応や,学習スキルの会得,コミュニケーションカの向上など様々である。島根大学教育学部でも,平成17年度より新入生に対し,「入門期セミナー1」を1泊2日で実施し,当初は教育支援センター専任教員を中心に教員で研修全体を運営し,学生は補助的な役割を行ってきたが,今年度より学生スタッフを組織の中に位置づけ,より積極的に活用することにした。それに伴う新入生への教育効果と,セミナーに携わった学生スタッフ自身の学びと成果,今後の課題について考察した。