Bulletin on Center for Research on School Education and Counseling, Shimane University

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Bulletin on Center for Research on School Education and Counseling, Shimane University 9
2010-06-30 発行

教員養成教育の成果とその検証 : 在学中の教職志向の経年変化と卒業後の進路状況を中心として

An Investigation for the outcome of our Teacher Training Education
Takahata, Hiroshi
Iwata, Koji
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 教員養成教育の「成果」を可視化し、その質を検証するさい、手立ての「妥当性」が何によって担保されうるかは、今後充分な議論を要するであろう。しかし常に変化する学生の様子を的確に捉え、その同一母集団の経年変化から現状を把握し、これを手がかりとした教育養成教育の検証と改善に取り組むことは、謂わば学部のカリキュラム・マネジメントを支える要素として特に重要である。
 本稿では、平成16年度の学部改組以後に入学した本学部の1期生及びH期生の進路状況を切り口として、在学中の教職志向性の変化、1000時間体験学修への取り組み、あるいは教育実習評価や学業成績等を回顧的に検証する。入学後に退学、転学した者、及び現在卒業延期の状況にある者を除いた学生数は、1期生178名(平成16年度入学→19年度卒業)、H期生156名(平成17年度入学→20年度卒業)であり、これを分析の対象とした。