島根大学大学院教育学研究科 教育実践開発専攻
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学校教育実践研究

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学校教育実践研究 Volume 4
published_at 2021-03-30

特別支援学校の児童同士が対話し深い学びを得る授業の検討

Considerations in Teaching Method to Get Deep Learning by Dialogue between Children in Special Needs Education
AOKI Sayaka
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特別支援学校の児童同士が対話し深い学びを得る授業の検討 ( 3.29 MB )
Descriptions
特別支援学校小学部の、ASDとダウン症の児童が在籍するクラスでの対話的な学びを実現させるための授業内容を検討した。子ども同士が対話を行う朝の会の「歌決め」の活動の改善の視点を、学級の教師と話し合い検討した。その結果、児童同士が対話し、深い学びを得るために、次の状況で授業の中で活動できることが必要であると考えた。すなわち、①自分の気持ちに気づく、②自分の気持ちを表出する、③他者の気持ちを意識する、④目的をもって参加する、⑤興味の幅を広げるという5つの条件である。5つの条件を満たすために、宣伝活動を組み込んだ新たな「歌決め」の授業計画を立案し実践した。その結果、児童が、他児童に意識を向ける様になり、対話が生まれ、児童同士の新たなコミュニケーションが見られた。
Doi
https://doi.org/10.24568/52651