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島根大学教育学部紀要. 教育科学 29 巻
1995-12 発行
自然生活体験事業の教育効果に関する研究(II)
A Study on the Educational Effects of 'Frontier Adventure Project'
清國 祐二
本文ファイル
b005002900k007.pdf
( 1.44 MB )
内容記述
はじめに
本研究は、出雲市教育委員会主催の社会教育事業である「出雲わくわくウォーク」を題材として、本事業が学生カウンセラーに及ぼす教育効果を測定することを目的としている。
これまでの調査研究で、自然生活体験事業(フロンティア・アドベンチャー事業:以下FA事業と略記)が学生カウンセラーに及ぼす教育効果の全体像が明らかとなった、具体的には、FA事業への主体的参加が「厳しい自己評価と積極的な態度を涵養」し、「自己の向上・変革への視点」をもたせることにつながった。その態度は、まわりに働きかけることを通して自分の課題を発見し、それを分析し、その解決の方向を探ろうとする学習態度として現れた。他の社会教育事業への参加の動機づけ、獲得した経験や成果を実際の生活や学習にいかそうとする態度などもその現れといえる。
過去のデータから以上のような成果を得たが、詳細を示す個々のデータを得るには至っていない。そこで、本調査では「子ども観」及び「教育観」に焦点をあて、その認識変容についての分析を試みた。
本研究は、出雲市教育委員会主催の社会教育事業である「出雲わくわくウォーク」を題材として、本事業が学生カウンセラーに及ぼす教育効果を測定することを目的としている。
これまでの調査研究で、自然生活体験事業(フロンティア・アドベンチャー事業:以下FA事業と略記)が学生カウンセラーに及ぼす教育効果の全体像が明らかとなった、具体的には、FA事業への主体的参加が「厳しい自己評価と積極的な態度を涵養」し、「自己の向上・変革への視点」をもたせることにつながった。その態度は、まわりに働きかけることを通して自分の課題を発見し、それを分析し、その解決の方向を探ろうとする学習態度として現れた。他の社会教育事業への参加の動機づけ、獲得した経験や成果を実際の生活や学習にいかそうとする態度などもその現れといえる。
過去のデータから以上のような成果を得たが、詳細を示す個々のデータを得るには至っていない。そこで、本調査では「子ども観」及び「教育観」に焦点をあて、その認識変容についての分析を試みた。
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