島根大学教育臨床総合研究

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島根大学教育臨床総合研究 17
2018-10-30 発行

学級雰囲気と本来感と学習意欲の関係性の検討

A study of the relationship among classroom atmosphere, sense of authenticity and learning motivation
野原 万智子
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内容記述(抄録等)
本研究では, 児童・生徒が学校生活の大半を過ごす学級の雰囲気が本来感と学習意欲に与え る影響について検討するため, 小学校高学年を対象にした質問紙調査を実施した。 分析の結果, 学級雰囲気得点が高いほど, 本来感得点と学習意欲得点が高くなることが明ら かとなった。 また, 因子間の相関関係を調べたところ, 学級雰囲気の 「認め合い」 「規律」 「対等」 と学習意欲, 本来感と学習意欲との間に中程度の相関が認められた。 さらに, 学年・男女・ クラス間の差異を確認したところ, 6年生のクラス間に有意差があり, 特定のクラスが集中的 に高い傾向が認められた。