島根大学教育臨床総合研究

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島根大学教育臨床総合研究 13
2014-10 発行

大学生の幼児期の振り返りからみた野菜嫌いの克服法

Method of Overcoming hate Vegetables as seen from the Retrospective Childhood of University Students
多々納 道子
小方 美穂
植田 遥菜
ファイル
内容記述(抄録等)
子ども一人ひとりが, 食生活を自立的に営むことのできる力をつけることは, 生涯学習としての重要な課題である。しかし, 子ども達の実際の食生活には様々な課題があり, その一つが野菜嫌いである。加えて, 嫌いなものは食べないという傾向があり, その傾向は小学生よりも中学生の方が強まっている。野菜は体の調子を整えるために重要な働きをしており, 野菜嫌いなどによる偏食が栄養バランスの崩れをもたらし, 子ども達に生活習慣病を引き起こす要因でもある。また, 子どもの食生活を管理する家族において, 心理的な負担をもたらすものとなっている。
そこで, 大学生を対象にして現在からの振り返りによって, 彼らの幼児期の食生活や食育の実態を明らかにするとともに, 幼児期と大学生である現在の野菜の好き嫌いの実態を比較し,野菜嫌いを克服するための基礎的な資料を得ることを目的とした。