現在,社会教育士の資格取得が推進されており,学校内に社会教育についての視野を持った教員が必要である。特に特別支援学校の教員は,障害を有する児童生徒と地域を繋げる役割を担う。そこで,特別支援学校に勤務する社会教育士の資格がある教員3名を対象として,社会教育に関する認識のインタビュー調査をし, テキストマイニングによる質的研究を行った。その結果,「学校と地域を繋げる教員の働き」,「社会教育の視点での子どもたちとの関わり」,「一緒に活動することで伝える特別支援教育の魅力」,「共生社会の中で障害のある人と関わるハードルを下げること」,「理想と現実のギャップ」,「子どもと地域と学校について伝え合うこと」,「授業の可視化」の7つの認識のカテゴリを抽出できた。