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島根大学教育学部紀要. 教育科学 Volume 19
published_at 1985-12-25
四肢の一側優位性についての研究 : 主として運動場面に関して
A Study on the Laterality in Human Extremities : Mainly Regarding the Occasion of Physical Activities
Ueno Junichi
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b005001900k005.pdf
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Descriptions
手足などの対をなす器官では,優位な側が存在することが知られている。このことはlaterallty(一側優位性)といわれ,優位な側を利き手とか利き足と呼んでいる。
ところで,すべての動作で同じ側の手足を用いるとは限らない。字を書くのには右手を用いるが,ボールを投げるのには左手を用いるとか,ボールを蹴るのは右足であるが,走り幅とびの踏み切りは左足で行なうというように,動作によって用いる側が異なる場合がある。このような場合,利き手・利き足とはどちら側をさすのであろうか。
松井らは,利き手や利き足は本来は各作業毎に,ある約束の下で決定されるべき性質のものととらえ,麓は,動作一般に.ついてであるか,個々の動作であるかによって手足の利き側のとらえ方が違ってくるとしている。
このように動作によって使用側が異なることがあるために,利き側のとらえ方が難しくなっている。
そこで本研究では,どのような動作が互いに共通の使用側をもち,どのような動作が異なる使用側をもっているか,さらに使用側がどのような因子によって規定されているかを分析することをねらいとして因子分析を行ない,利き側の実態を把握することを目的として考察を試みた。
ところで,すべての動作で同じ側の手足を用いるとは限らない。字を書くのには右手を用いるが,ボールを投げるのには左手を用いるとか,ボールを蹴るのは右足であるが,走り幅とびの踏み切りは左足で行なうというように,動作によって用いる側が異なる場合がある。このような場合,利き手・利き足とはどちら側をさすのであろうか。
松井らは,利き手や利き足は本来は各作業毎に,ある約束の下で決定されるべき性質のものととらえ,麓は,動作一般に.ついてであるか,個々の動作であるかによって手足の利き側のとらえ方が違ってくるとしている。
このように動作によって使用側が異なることがあるために,利き側のとらえ方が難しくなっている。
そこで本研究では,どのような動作が互いに共通の使用側をもち,どのような動作が異なる使用側をもっているか,さらに使用側がどのような因子によって規定されているかを分析することをねらいとして因子分析を行ない,利き側の実態を把握することを目的として考察を試みた。
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