島根大学教育学部紀要

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島根大学教育学部紀要 50
2016-12-28 発行

全国学力・学習状況調査と島根県学力調査の比較分析 : 小学校理科における調査問題に焦点を当てて

A Comparative Study of "National Assessment of Academic Ability and Study" and "Academic Ability Survey of Shimane Prefecture" : Focus on Survey Problems of Elementary School Science
有藤 裕衣
ファイル
内容記述(抄録等)
全国学力・学習状況調査における教科「理科」の「活用」問題と島根県学力調査(理科)の問題を実際に解いて、その特徴について検討を加えた。その結果、次の諸点が明らかになった。
第一に、全国調査で「活用」に分類される問では、日常生活や学校生活等が設定された状況で、問を解くために必要な知識等を適用、分析、構想、改善の4つの視点で活用する力が問われている。
第二に、県調査では「基礎」に分類されるが全国調査の枠組みから解釈すると『活用』に分類される問では、教科書に記載されている観察・実験等が設定された状況で、理科授業で獲得した知識等を適用、分析、構想、改善の4つの視点で活用する力が問われている。
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