島根農科大学研究報告

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島根農科大学研究報告 9
1961-03-31 発行

木材糖化に関する研究(II) : クリとそのホロセルローズの酸分解について

Studies on the Wood Chemical Conversions(II) : Acid Hydrolysis of Castanea crenata and of its Holo-cellulose
福渡 七郎
中田 幸次郎
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内容記述(抄録等)
先報の結果,木材の三主成分であるセルローズ,ヘミセルローズ, リグニンとの相互作用,又セルローズのうち,α-cellulose,その他のフクラションの加水分解に関するデータを求める必要を感じ,まづ,木材中のホロセルローズ,即ち天然ホロセルローズ及び木材より単離せるホロセルローズの酸分解に関する実験をすゝめた。
 研究の対象は,島根地方の資源開発に役立てるため,その広葉樹代表としてクリをえらんだ。