number of downloads : ?
Title Transcription
トウギ リネン ノ ジツゲン ニ ムケタ キョウイク コウソウ ニ カンスル イチコウサツ : M ニケ ノ ドウトク ノ ゲンジツテキ トウギ リロン ヲ テガカリニ
Title Alternative (English)
Eine Betrachtung uber die Bildungskonzept zur Diskurs : Anhand von der "realistischen Diskurstheorie der Moral" von M. Niquet
File
language
jpn
Attribute
Educational Science
Author
Description
 討議倫理学における討議が成立する条件として、参加者の平等、相互尊重が挙げられる。しかし、現実世界のなかにこれらを期待することは難しい。本研究では、機会や権力が不平等に配分された現実世界において、多少なりともそうした状況を克服していく教育的行為とは、教育的営みとは、どのように決定されるべきか、デザインされるべきかということについて考える。そのさい、同様の問題意識において展開されているM・ニケの「道徳の現実的討議理論」を手がかりにする。考察の手順は次の通りである。まず、討議の実現に関する教育学的研究の先行研究として、ドイツの批判的教育学を検討し、その問題点を指摘する(Ⅰ)。次に、それを克服する手がかりとして、M・ニケの「道徳の現実的討議理論」を検討する(Ⅱ)。そのさいまずはK・O・アーペルやJ・ハーバーマスがこの問題へどのように取り組んでいるかを概観し、その問題点を述べる。そして、この問題点をニケがどのように克服し、現実的な方向性を示しているのかを確認する。最後に、ニケの理論を手がかりとしたとき、討議を実現する教育の営みはどのように構想されるかについて考察する(Ⅲ)。
Journal Title
島根大学教育学部紀要
Volume
44
Start Page
1
End Page
8
ISSN
18808581
Published Date
2010-12-24
NCID
AA12171265
DOI(SelfDOI)
Publisher
島根大学教育学部
Publisher Aalternative
Faculty of Education Shimane University
NII Type
Departmental Bulletin Paper
Format
PDF
Text Version
出版社版
Gyoseki ID
e12515
OAI-PMH Set
Faculty of Education
他の一覧
このエントリーをはてなブックマークに追加