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Open Date : 2015-09-14
403 KB
Author
岸本 嘉彦
高橋 力也
濱 幸雄
Description
本研究は,水蒸気吸脱着等温線測定に及ぼす試料粒径の影響を明らかにすることを目的とし,マクロスケールのセメント硬化体の空隙構造評価の観点から検討をおこなった。その結果,粒径80μm以下と2.5~5mmの試料の吸脱着等温線の差異は全湿度領域において明確に見られた。試料を粒径80μm以下に粉砕することにより,最大吸着量は1/2以下となり,さらにはインクボトル空隙の存在など,セメント硬化体の耐久性に関連する重要な情報が損失されることがわかった。マクロスケールのセメント硬化体の細孔構造評価のためには,少なくとも粒径5mm以上の試料を用いる必要があることを明らかにした。
Subject
吸脱着等温線
水蒸気吸着
細孔構造評価
比表面積
水銀圧入法
Journal information
コンクリート工学年次論文集 32 ( 1 ), 581 - 586 , 2010
Publisher
公益社団法人日本コンクリート工学会
Rights
公益社団法人日本コンクリート工学会
本文データは学協会の許諾に基づき「コンクリート工学年次論文集検索システム」から複製したものである
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