ファイル情報(添付) | |
タイトル |
あいまい図形の認知過程に関する研究
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タイトル |
A Study of Cognitive Processes of Ambiguous Figures
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タイトル 読み |
アイマイ ズケイ ノ ニンチ カテイ ニ カンスル ケンキュウ
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著者 |
松川 順子
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収録物名 |
島根大学法文学部紀要文学科編
Memoirs of the Faculty of Law and Literature
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巻 | 1 |
開始ページ | 245 |
終了ページ | 264 |
収録物識別子 |
ISSN 03886859
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内容記述 |
その他
本研究では,あいまい図形を瞬間提示し,感覚的情報の処理過程とその認知反応の過程との相互的関係を検討しようとした。実験Iでは,提示時間の増加に伴う形態認知の増加が,認知反応に及ぼす効果をみた。その結果,再非認知反応の出現がみられ,提示時間の増加が必ずしも認知反応を生じやすいとは限らないことがわかった。実験IIでは,意味づけされやすい”概念”の先行提示効果をみた。その結果,”概念"の認知反応が実験群で多くなったが,非認知反応も多く,又,反応潜時が高くなったことなどから,先行提示効果が単純な形でみられず,認知反応を促さないような面もあることがわかった。これは,先の認知反応あるいは先行提示による認知反応の手掛りと現前の感覚的情報との照合の結果であると考えられた。又,図形によって提示時間効果(実験I)や先行提示効果(実験II)が異なっていたが,これはあいまい度の更なる分析を行なっての考察がなされるべきであろう。
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
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発行日 | 1978-12-27 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | アクセス制限あり |
関連情報 |
[NCID] AN00108081
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