昭和44年以降の小・中学校学習指導要領(理科) に 見られる「問題解決」と「探究」

学校教育実践研究 4 巻 61-69 頁 2021-03-30 発行
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ファイル情報(添付)
タイトル
昭和44年以降の小・中学校学習指導要領(理科) に 見られる「問題解決」と「探究」
タイトル
"Problem Solving" and "Inquiry" in the Elementary and Middle School Science Course of Study after 1969
タイトル 読み
ショウワ 44 ネン イコウ ノ ショウチュウガッコウ ガクシュウ シドウ ヨウリョウ ( リカ ) ニ ミラレル 「 モンダイ カイケツ 」 ト 「 タンキュウ 」
著者
白山 由希子
収録物名
学校教育実践研究
Practical Research on School Education
4
開始ページ 61
終了ページ 69
収録物識別子
ISSN 2434-5245
内容記述
その他
平成29年に告示された『中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説理科編』には, 「探究の過程」が示されるとともに,小・中・高等学校でも同様の学習過程が重要であることが強調された。しかし, 小学校理科では「問題解決」という言葉が用いられ, 中学校理科では「探究」という言葉が用いられている。
そこで本稿では, ①現在小学校では「問題解決」, 中学校では「探究」として用いられている言葉が, 昭和44年改訂以降の小・中学校学習指導要領にどのように記載されていたか。②平成20年改訂以降の小・中学校学習指導要領のもとで編纂された教科書に「問題解決」と「探究」に関する学習の流れがどのように記載されていたか。検討を加えた。その結果, 次のことが明らかになった。①中学校理科では, 「探究」の趣旨は昭和44年以降脈々と受けつがれている。②平成20年改訂以降の学習指導要領(理科) では「探究」と「問題解決」は同等の意味内容を表す。③平成20年改訂の学習指導要領の下で編纂された教科書では, 改訂直後から既に「探究の過程」及び「問題解決」の過程を意識した構成になっている。
主題
小・中学校理科 ( その他)
問題解決 ( その他)
探究 ( その他)
学習指導要領 ( その他)
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学大学院教育学研究科 教育実践開発専攻
The Program of Pedagogical Development Graduate School of Education Shimane University
発行日 2021-03-30
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12819551
備考 カラー