コミュニケーションや社会性に問題がある園児の特定の他者の形成過程 ―子ども同士の関わりにおける共同注意行動の変容―

島根大学教育臨床総合研究 Volume 19 Page 89-97 published_at 2020-10
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File
Title
コミュニケーションや社会性に問題がある園児の特定の他者の形成過程 ―子ども同士の関わりにおける共同注意行動の変容―
Title
Development of the Making Relationships with Specific Others in Child who have problems with communication and sociality
Title Transcription
コミュニケーション ヤ シャカイセイ ニ モンダイ ガ アル エンジ ノ トクテイ ノ タシャ ノ ケイセイ カテイ ― コドモ ドウシ ノ カカワリ ニオケル キョウドウ チュウイ コウドウ ノ ヘンヨウ ―
Creator
KANEMOTO Kazue
Source Title
島根大学教育臨床総合研究
Bulletin on Center for Research on School Education and Counseling, Shimane University
Volume 19
Start Page 89
End Page 97
Journal Identifire
EISSN 2434-4117
Descriptions
コミュニケーションや社会性に問題がある園児が、他の園児と特定の関係を築き、共同注意行動が生起する過程を検討した。半構造化した集団遊び場面と自由あそび場面で、他園児とのやりとりを観察した。観察前後で、共同注意行動の評価を行った。その結果、特定の園児と関係を築き、自発的提示や指さし行動等が増加した。コミュニケーションや社会性に問題のある園児が、共同注意の関係をつくれる他の園児の条件として、①自分の気持ちやしたいことを上手く伝えられなくても受け入れてくれること、②争うことがなく安心していっしょに遊ぶことができること、③興味のある対象が同じであること、④片方の園児から一方的に関わりを求めるのではなく、相互に関わりを持とうとする関係ができることの4点が重要であることが示唆された。
Subjects
共同注意 ( Other)
ASD ( Other)
特定の他者 ( Other)
園児 ( Other)
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部附属教育支援センター
Date of Issued 2020-10
Publish Type Version of Record
Access Rights open access