小学校道徳科における「ふるさと教育」 ― 「ふるさと」への見方・考え方の高まりに留意して―

学校教育実践研究 Volume 2 Page 77-87 published_at 2019-03-29
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File
Title
小学校道徳科における「ふるさと教育」 ― 「ふるさと」への見方・考え方の高まりに留意して―
Title
Moral Education as Community Education of Elementary School
Title Transcription
ショウガッコウ ドウトクカ ニ オケル フルサト キョウイク フルサト ヘノ ミカタ カンガエカタ ノ タカマリ ニ リュウイ シテ
Creator
UCHIDA Makoto
Source Title
学校教育実践研究
Practical Research on School Education
Volume 2
Start Page 77
End Page 87
Journal Identifire
ISSN 2434-5245
Descriptions
島根県では「ふるさと教育」が地域とのつながりの中で展開されている。ふるさと教育を充実したものとするために, 本研究では小学校中学年の道徳科でのふるさと教育をセルマンの視点取得理論を手がかりに構想・実践し, その効果を児童の「ふるさと」への「見方」や「考え方」の高まりに着目して明らかにする。道徳科の授業前と授業中,そして授業後の児童の記述内容の変化からは児童の視点取得段階が高まる姿が明らかとなり, 最終的には授業参加者全員の, 中学年で目指したい他者視点の獲得が判定された。視点取得段階が高まるにつれて, ふるさとである地域への見方や考え方が, 「地域のよさへの気づき」から「地域にこめられた昔の人の願い」, 「地域への愛着や誇り」, 「地域へ発信したり参画したりして地域に貢献しようとする意欲の獲得」へと高まっていくことが明らかとなった。
Subjects
道徳教育
ふるさと教育
小学校
見方・考え方
発達段階
視点取得
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学大学院教育学研究科 教育実践開発専攻
The Program of Pedagogical Development Graduate School of Education Shimane University
Date of Issued 2019-03-29
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12819551