ファイル情報(添付) | |
タイトル |
島根県における竹林経営に関する問題点について
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タイトル |
On the Bamboo Forest Management in Shimane Prefecture
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タイトル 読み |
シマネケン ニオケル チクリン ケイエイ ニ カンスル モンダイテン ニツイテ
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著者 |
遠山 富太郎
三宅 正
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収録物名 |
島根農科大学研究報告
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巻 | 9 |
開始ページ | (A-2)61-63 |
収録物識別子 |
ISSN 05598311
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内容記述 |
その他
昭和35年林業統計要覧によると,島根県の竹林面積は6178haで全国7位,竹材生産量は453,000束で,全国9位.県内特殊林産物ではしいたけ,わさびについで3位を占めている。しかし最近の惰勢によるものか,島根県農林業基本計画書(昭和34年)によると,将来5箇年にわたって竹林面積,生産量共に現状維持を計画されているにとどまっている。県内の農山村のどこにも竹林が見られ竹林が利用され近接地に竹パルプエ場までありながら,このような見とおしは何故であろうか。上田博士によって竹林の特徴と発展策をあげると
1.年々保続伐採─収入可能, 2.小面積経営可能, 3.管理効果あげやすく農業労働と競合が少ない, 4.新植の場合も3~4年で伐採可能, にもかゝわらず竹林の発展しない理由は 1.知識の普及しなかったこと, 2.大量利用の道が開けなかったこと, しかし,竹パルプが実用化の段階に入って,繊維資源化が拡大の傾向にあるから今後の発展策として 1.竹林の知識,技術の普及, 2.竹パルプの拡大生産, 3.零細竹林所有者からの集荷を円滑にする組織の拡充.(運搬はそれほど問題にならない) 本県は全国唯一の竹パルプエ場(日東製紙K K)を近接の萩市にひかえ,大量利用にも利有であるのに,依然として竹林の経営,生産共に期待をもたれないのは何故かとりあえず実態をとらえることにより,原因と対策を明らかにしたい。 本調査は,京大教授上田弘一郎博士のおすすめと多大の御援助によるもので厚くお礼申上げたい。 |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根農科大学
The Shimane Agricultural College
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発行日 | 1961-03-31 |
アクセス権 | オープンアクセス |
関連情報 |
[NCID] AN00108241
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備考 | A,Bを含む |