ファイル情報(添付) | |
タイトル |
ダイコン子葉の葉緑体発生に対する4−チオウリジンの生理作用(2) : その光還元活性と微細構造について
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タイトル |
Effect of 4-Thiouridine on Chloroplast Development in Radish Cotyledons(2) : Photo-reductive Activity and Fine-structure of Chloroplasts
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タイトル 読み |
ダイコン シヨウ ノ ヨウリョクタイ ハッセイ ニ タイスル 4 チオウリジン ノ セイリ サヨウ 2 ソノ コウカンゲンカッセイ ト ビサイ コウゾウ ニツイテ
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著者 |
落合 英夫
河野 泰久
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収録物名 |
島根大学農学部研究報告
Bulletin of the Faculty of Agriculture, Shimane University
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巻 | 5 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 9 |
収録物識別子 |
ISSN 0370940X
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内容記述 |
その他
前報までに報告してきたように,発芽生長期に4一ヂオウリジン(以下4SUと記す)で処理されたダイコンめばえにおいては,子葉細胞内でのクロロプラストに固有なリボソームRNASの生合成が選択的に阻害される.したがってクロロプラスト内諸酵素および構造タンパク質の生成も抑制され,このことが4SU処理されたダイコン子葉での光照射に基づく縁化,すなわちクロロフィル色素生成の遅延をもたらしたという事が明らかにされた.この様なクロロプラスト固有のリボソームRNAS生成を阻害する例は他にクロラムフェニコール投与の際にも観察されているが,われわれの4SUの場合には光照射を続けることによってその阻害効果がしだいに消失し,4SU処理されたダイコン子葉の緑化も光照射4日目には正常体と同じレベルにまで回復するという特異的な性質がある.今回われわれは,4SU処理された子葉細胞内においてクロロプラストの明反応に関与する光合成系はいかに影響されたかを検討し,またそのクロロプラスト発生過程の形態学的考察を電子顕微鏡により行なったので,それらの結果をここに報告し,前報までに得られた結果と総合してクロロプラストの発生の問題について考察する.
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学農学部
Shimane University, Faculty of Agriculture
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発行日 | 1971-12-15 |
アクセス権 | オープンアクセス |
関連情報 |
[NCID] AN00108015
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