トマス・アクィナスにおける情念について

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ファイル情報(添付)
a003001101h005.pdf 1.93 MB エンバーゴ : 2001-10-07
タイトル
トマス・アクィナスにおける情念について
タイトル
On the Passiones Animae According to Aquinas
タイトル 読み
トマス アクィナス ニ オケル ジョウネン ニ ツイテ
著者
収録物名
島根大学法文学部紀要文学科編
Memoirs of the Faculty of Law and Literature
11
1
開始ページ (21)
終了ページ (37)
収録物識別子
ISSN 03886859
内容記述
その他
トマスは『神学大全』の第二部の第一部,第22問題から第48問題にわたって,魂の情念passiones animaeについてまとめて論述している。『神学大全』第二部は,人間の究極目的,至福について論じた後,至福に至るための人間の行為について論じている。すなわち,倫理的考察に充てられている。情念の考察は,だから,倫理学的考察の一部をなしている。さらに、『神学大全』第三部はイエス・キリストの救いの業を扱う。そことも情念論は関わっている。キリストは人間本性を採るからである。また第三部において,キリストの<passion>について、即ち受難について扱われる。それ故,トマスは,倫理学的かつ救済論的な関心から情念を考察していると言えるであろう。ここでは,聖トマスがなしている,情念についての基本的規定を,主に『神学大全』第二部の第一部,第22問題と,『真理論』第26問題,第1項から第3項までに従って見ておきたい。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
発行日 1988-12-25
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 アクセス制限あり
関連情報
[NCID] AN00108081
備考 法文学部開設10周年記念(The 10th Anniversary Issue of the Faculty of Law and Literature)