ファイル情報(添付) | |
タイトル |
等尺性最大筋力の個人内変動(その2)
|
タイトル |
Intraindividual Variation Maximal Isometric Strength(Part 2)
|
タイトル 読み |
トウシャクセイ サイダイ キンリョク ノ コジンナイ ヘンドウ ソノ2
|
著者 |
植野 淳一
|
収録物名 |
島根大学教育学部紀要. 教育科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
|
巻 | 25 |
開始ページ | 11 |
終了ページ | 17 |
収録物識別子 |
ISSN 0287251X
|
内容記述 |
その他
体カ要因の一つとして筋カがあり,スポーツや競技を行う上で最大筋力の持つ意味は大きい。このため,ほとんどの運動種目において筋カトレーニングがトレーニングメニューに取り入れられている。筋カトレーニングの負荷設定・効果判定を適切に行うためには、正確に個人の筋カレベルを評価することが必要となる。
測定機器や方法を厳密に規定しても,生体に関する測定値には,同一個体における変動がある。この個人内変動は,環境条件,季節,時刻,心身のコンディションなどに起因すると考えられる。長期のトレーニング実施に当っては,測定条件が同一になるように整えても避けることのできない日の違いによる変動を理解し,筋力を評価することが大切である。矢部1)は,標準化された測定法によって最大筋力を測定しても同一個人の測定値の標準偏差は,10%,あるいはそれ以上変動することを示唆している。ヘッティンガーは,ローマートの資料にもとづいて筋力測定の変動範囲をおよそ±4%とし,トレーニングによる増加が4%以上あるとトレーニング効果がたしかであるとしている。 筆者らは,前報において運動部所属男子大学生15名を対象として週1回づつ約5ヵ月間に渡り握力と背筋力の測定を行い,筋カ測定値の個人内変動に関する資料を得,報告している。しかし,対象が日常的にトレーニングを実施している学生であることや,測定期間が競技シーズン中に限定されたことなどの制約があった。 今回は,トレーニングから遠ざかっている体育教官3名を対象として,2週問に1回づつ1年以上にわたり,前回測定の握カと背筋力に屈腕力と脚伸展カを加えた筋カの測定と形態面の計測を行い,測定値の個人内変動に関する資料を得た。本研究では,その資料を前報に付加し,筋力評価を適正に行うための指標を得ることを目的とした。 |
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
|
発行日 | 1991-12-25 |
アクセス権 | オープンアクセス |
関連情報 |
[NCID] AN0010792X
|