島根大学法文学部
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経済科学論集

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経済科学論集 21 巻
1995-03-31 発行

自治体の国際活動に関する調査研究について

A Reseach of Municipal International Cooperation (MIC)
富野 暉一郎
本文ファイル
自治体の国際活動に関する調査研究について ( 1.75 MB )
内容記述
冷戦後の一つの重要な動きとして、自治体による国際活動が世界的に活発化しているが、それを受けてIULA(International Union of Local Authorities)は、1995年9月にオランダのハーグにおいて国際会議(A World of Municipalities)を開催する準備を進めている。この国際会議に向けて、世界
各地域で実施されている自治体による国際活動の先進事例を調査するための国際調査委員会が組織された。日本においてもこの調査に対応するため国内の研究者などによる調査研究会が組織され現在調査が進行中である。1990年代に入って日本の自治体における国際活動は質量ともに急速に進展しつつあるが、国際的に見ても自治体の国際活動は1980年代以後本格化してきただけに、法理論的にも政策的にもその枠組みについて今後の実践と研究に待つ部分が多い。
 本稿では、今回の国際会議が必要となった背景と会議の目的、及び調査の内容などについてまとめ、今後の研究に関する課題などを整理しておきたい。
Doi
https://doi.org/10.24568/2154