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Open Date : 2024-04-16
2.36 MB
Author
KITAYAMA, Sachiko
Description
 本稿は、島根県邑南町における農業経営の実態分析を通じて、アグロエコロジーの経済的持続可能性を検討している。分析対象である有畜複合経営の小規模農家は、繁殖和牛の厩肥を圃場還元して有機堆肥として利用したり、殺虫剤や農薬を極力使わずにツバメやカエル、クモなどによる生物的防除に徹するなど、極めてユニークな営農方法を採っている。こうしたアグロエコロジーの実践によって、生態系や環境の保全、地域資源の効率的利用のみならず、全国の農業経営の平均と比較しても肥料や農薬などの生産コストの低減を実現し、農業経営としての経済的持続可能性を確保していた。
Subject
有畜複合経営
アグロエコロジー
持続可能性
Journal information
Studies of san'in region 16 , 35 - 51 , 2024-03-10
Publisher
島根大学法文学部山陰研究センター
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