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Title Transcription
ジャクネンシャ ノ チュウイ キノウ ニ タイスル タンジカン ケイ ウンドウ ノ コウカ ガッコウ ゲンバ デノ オウヨウ ニ ツナゲル タメノ イチ コウサツ
Title Alternative (English)
Effects of Short and Light Exercise on Visual Attention in Young Students. ― A Study for Applying in the Educational Field ―
File
language
jpn
Author
黒瀬 拓志 山口県立田部高等学校
Description
注意機能は認知機能の基盤となるものであり,情報入力の一端を担う重要な機能である.本研究では,短時間の軽運動が若年者の注意力に与える影響について検証し,学校現場での応用に繋げるための考察を行うことを目的とした.対象は健常成人11名(20.5±1.4歳,男性8 名,女性3 名)である.注意機能の評価には,スマートフォン用のアプリケーションであるTouch the Numbersを用いた.対象は,Touch the Numbersを15回実施した後に短時間の軽運動( 5 分間,50%HRmax)を行い,再度15回の計測を行った.その結果,軽運動前は15.19±2.23秒であったのに対して,軽運動後は14.23+1.88秒と軽運動後に有意(p=0.004)な時間の短縮が認められた.さらに,軽運動前の記録と軽運動前後の記録の変化量に有意な正の相関関係が認められた(r=0.629,p=0.038).以上の結果から,短時間の軽運動は若年者の注意機能を改善させることが示唆された.また,50%HRmaxの運動強度を確保する活動は,約2 分間の開閉ジャンプや全身ジャンケンなど特別な設備や場所を必要としない活動であっても実施可能であることから,本研究の結果は,教育現場での活用も可能であると考えられる.
Subject
注意機能
短時間軽運動
学校現場
Journal Title
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University
Volume
52
Start Page
21
End Page
24
ISSN
24335355
Published Date
2018-12-28
NCID
AA12171265
DOI(SelfDOI)
Publisher
島根大学教育学部
NII Type
Departmental Bulletin Paper
Format
PDF
Text Version
出版社版
Gyoseki ID
e35972
OAI-PMH Set
Faculty of Education
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