本研究は,国語科の現状から学びにおける問題点を明らかにし,実生活に生かすことのできる言語能力を育成するための授業の在り方を探ることを目的としている。生きた言語能力を育てるためには,学習者自身が「何を」「どのように」学ぶのかという「学び方」を身につける必要がある。
本研究では、「ふりかえり」の活動を,学びのプロセスを見直し,自分のめあてを設定したり学習方略を得ることのできるような内容にすることで,自分自身の学びを自覚し,学んだことを実生活に生かすことが可能になると考えた。そして,ふりかえりを位置付けた国語科の授業実践を行い,その有効性について検証を行った。