コミュニケーションの媒体としての現代美術 : 近代の超克をめざす現代美術の在り方について

島根大学教育学部紀要 42別冊 巻 33-45 頁 2009-02-27 発行
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ファイル情報(添付)
b0130042B006.pdf 1.12 MB エンバーゴ : 2009-03-26
タイトル
コミュニケーションの媒体としての現代美術 : 近代の超克をめざす現代美術の在り方について
タイトル
Contemporary Art as Medium of Communication : An Aspect of the Contemporary Art Aiming to Overcome the Modern Art
タイトル 読み
コミュニケーション ノ バイタイ トシテノ ゲンダイ ビジュツ : キンダイ ノ チョウカツ ヲ メザス ゲンダイ ビジュツ ノ アリカタ ニツイテ
著者
収録物名
島根大学教育学部紀要
42別冊
開始ページ 33
終了ページ 45
収録物識別子
ISSN 18808581
内容記述
その他
 本稿は「世代間コミュニケーションと教育」プロジェクト活動の一環として、 00 年 月発表した「現代美術とコミュニケーション」を基に、
①近代と現代という時代間の相克や理念の変遷にスポットを当てる。
②現代美術の特質をコミュニケーションという観点から捉える。
という2点をキーポイントにして論じた。
 近代美術の自律的、還元的な抽象美術の行き詰まりに対して、現代美術ではコンセプチュアル・アートによる「概念作用」を根本理念とした美術が生まれた。現代美術は「コンセプチュアル」な理念を持つことにより、自然や社会という他に対して開かれた関係を獲得し、近代の自我に閉ざされた美術理念を超克した。
 また現代美術は絵画、彫刻等の伝統的な形式から離れ、インスタレーション等の新しい形式の美術を生んだ。それらは一個の自立した作品ではなく、「媒体」として制作者と鑑賞者との意識の交感を図るものであり、それは両者間のコミュニケーション装置として成立するものである。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学教育学部
Faculty of Education Shimane University
発行日 2009-02-27
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12171265
備考 39-41+ / 2006-2007