武者言葉と助数詞

島根大学教育学部紀要 41 巻 114-139 頁 2007-12-25 発行
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ファイル情報(添付)
b0130041011.pdf 1.03 MB エンバーゴ : 2008-01-30
タイトル
武者言葉と助数詞
タイトル
Japanese Numeral Classifiers in Warrior' Language
タイトル 読み
ムシャ コトバ ト ジョスウシ
著者
収録物名
島根大学教育学部紀要
41
開始ページ 114
終了ページ 139
収録物識別子
ISSN 18808581
内容記述
その他
 武者言葉を書きとどめた「武者言葉集」についての調査・検討は、先学により、かなり進められてきたが、その言語学的分析は、未だ十分に行われていない。本稿では、日本語助数詞の歴史的研究の一環として、主に近世の「武者言葉」における助数詞語彙を整理し、検討した。
 武者言葉の特徴の一つとして、その忌み言葉的性格がよく知られている。この点につき、「
(イ)従来、何のこだわりもなく使用している言葉ではあったが、(ロ)戦乱の打ち続く内、その語音や表記が忌まわしく、不吉に感じられるようになってきたので、これを敵方へ押しつけ、味方には別の言葉(語形・表記)を採用する」というパターンが認められた。武者言葉としては、この後半部(ロ)の忌み言葉的性格や相対的性格に注意される。だが、前半部(イ)から後半部(ロ)へという流れも重要視しなければならない。ここには、武者言葉の成因や年代性を考えるカギが潜んでいるからである。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学教育学部
Faculty of Education Shimane University
発行日 2007-12-25
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12171265
備考 39-41+ / 2006-2007