異化の詩教育学 : 存在型の創作指導

島根大学教育学部紀要 Volume 40 Page 12-27 published_at 2006-12-22
アクセス数 : 1369
ダウンロード数 : 167

今月のアクセス数 : 86
今月のダウンロード数 : 2
File
b0130040002.pdf 691 KB エンバーゴ : 2007-01-17
Title
異化の詩教育学 : 存在型の創作指導
Title
A Study on Poetry : Teaching in Alienation Effect
Title Transcription
イカ ノ シ キョウイクガク : ソンザイガタ ノ ソウサク シドウ
Creator
Source Title
島根大学教育学部紀要
Volume 40
Start Page 12
End Page 27
Journal Identifire
ISSN 18808581
Descriptions
 本研究は「異化の詩教育学」という仮説的な教育理論の継続研究である。今回からは、詩の創作指導の分野において、異化の詩教育学の理論と方法について考察していく。本稿では、拙稿「異化の詩教育学ー教材編成の理論と方法」(『島根大学教育学部紀要』第34巻)で仮説的に提示した教材類型の中で「存在型」の詩の創作指導を取り上げる。
 存在型の詩の創作指導は、表現対象(ヒト・モノ・コト)の存在性をテーマとした詩の創作指導である。取り上げる事例は、山際鈴子(大阪児童詩の会)の実践と、私の主催していた研究会(大阪ことば教育研究会)の実践である。山際鈴子は戦後児童詩教育の代表的な実践家の一人である。山際は子どもたちの想像力を引き出すために、さまざまな実践を試み、すぐれた児童詩を数多く生み出してきた。そして、その実践は、私の研究してきた異化の詩教育学の立場からみても、実に魅力的な創作詩の指導であった。本稿で取り上げようとする所以である。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
Faculty of Education Shimane University
Date of Issued 2006-12-22
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12171265
Remark 39-41+ / 2006-2007