登校と不登校のあいだ : 瀬尾まいこ『温室デイズ』論

島根大学教育学部紀要 Volume 59 Page 47-55 published_at 2026-01-30
アクセス数 : 0
ダウンロード数 : 0

今月のアクセス数 : 0
今月のダウンロード数 : 0
File
Title ( jpn )
登校と不登校のあいだ : 瀬尾まいこ『温室デイズ』論
Title ( eng )
Between Attendance and Absenteeism: An Essay of Maiko Seo's "Onshitsu Days"
Title Transcription
トウコウ ト フトウコウ ノ アイダ : セオ マイコ 『 オンシツ デイズ 』 ロン
Creator
Source Title
島根大学教育学部紀要
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University
Volume 59
Start Page 47
End Page 55
Journal Identifire
ISSN 2433-5355
Descriptions
Abstract
 本稿では、瀬尾まいこの長編小説『温室デイズ』(二〇〇六年)を分析する。本作には〈いじめ〉被害者となってもなお「学校に行きたい」と希求する女子中学生の姿が描かれており、旧来の学校中心主義への退行であると批判的に捉えられる機会が少なからずあった。しかし、本作は学校に通いつづける少女と、いちど不登校になる少女の二者の姿を通し、学校に行く意味と学校に行かない意味の双方を問うている。さらに、いちど不登校になった少女により、学校外の文化が学校内に持ち込まれる展開も生じている。これらの表現に着目し、本稿では、自分のあり方を登校/不登校のいずれにも決められない人々が時空間を共有しうる場として、学校空間そのものの意義を再定位した作品であるとする評価を提示した。
Subjects
瀬尾まいこ
いじめ
不登校
オルタナティブ教育
非行
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
Date of Issued 2026-01-30
Publish Type Version of Record
Access Rights open access