算数科におけるバランス理論を視座とする説得の特徴

島根大学教育臨床総合研究 Volume 24 Page 85-98 published_at 2025-10
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File
Title ( jpn )
算数科におけるバランス理論を視座とする説得の特徴
Title ( eng )
Features of Persuasion in Mathematics Education from the Standpoint of Balance Theory
Title Transcription
サンスウカ ニオケル バランス リロン オ シザ トスル セットク ノ トクチョウ
Creator
YAMADA Asuka
Source Title
島根大学教育臨床総合研究
Bulletin on Center for Research on School Education and Counseling, Shimane University
Volume 24
Start Page 85
End Page 98
Journal Identifire
EISSN 2434-4117
Descriptions
Abstract
 本研究では,他者の認識を変容させるうえで認識主体はどのような説得を試みたのか,また認識主体が説得を試みるうえで数学的対象にどのような価値を有していたかを捉えることを試みた.そこで,Heider のバランス理論を視座とし,本研究におけるPOX モデルを定め,インバランス状態からバランス状態に移行した話し合いを抽出し,そこでみられる説得が有すべき特徴について考察した.実験授業でみられた子ども同士の話し合いの分析結果からは,POXモデルにみる3 者関係がインバランス状態からバランス状態に移行する際,説得として,数学的ツールの活用による数学的根拠の明示に向けた試みが確かめられた.また,緊張が続くインバランス状態をバランス状態へと誘う仲介者の説得もみられ,この二点が確認された.
Subjects
バランス理論
説得
小数の除法
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部附属教育支援センター
島根大学教育学部附属教育臨床総合研究センター
Date of Issued 2025-10
Publish Type Version of Record
Access Rights open access